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にらやま動物病院

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いよいよ新型コロナが市内にも..

コロナ第2波がじわじわと拡がり続けてる中、
いよいよ伊豆の国市内にも入ってきたようですね。
まあこれだけ拡散してる中、伊豆の国市民の皆さんは
感染予防にとてもよく頑張っていらっしゃると思います。

こういう田舎なので、どこの誰が感染したのかは、
どこからか風の噂で流れてくると思いますが、
緊急事態宣言が解除され、誰もが仕事してますし、
GO TO トラベルで、政府も旅行を推奨しちゃってますので
いつでも何処でも誰でも、感染する可能性があります。
感染者第一号になるのは誰にとっても恐怖です。
感染された方が周囲から非難されたり差別されることのないよう、
そして無事の回復を心よりお祈り申し上げます。


新型コロナウイルスは今までのウイルスとは違い、非常に狡猾です。
全国的に感染者0人の記録が2週間続くまで
緊急事態宣言を解除するべきではなかったと私は思っています。
経済面を考慮してのぎりぎりの選択だったのでしょうが
感染症というのは本当にちょっとした油断があだとなります。

私たちは手術をするときに器具も滅菌し、
私たちの手指も動物さんの手術部位も徹底的に消毒します。
この方法は大学の外科実習で学ぶのですが
わが母校の外科の教授がかなり厳しくて、
きちんとできるようになるまで徹底的に指導され
深夜まで帰れなかったりする学生もいました。

手術の手袋をつけたら、その手で自分の眼鏡のずれを直したり
鼻先がかゆくても決して掻くことは許されません。
うっかりそこら辺のモノを触ってもいけません。

皆の前で、教授から「OK!」と声がかかるまで
ずっと手洗い練習させられたのは辛い経験でしたが、
若い時代は叱られる辛さばかりに意識が行ってしまいますが、
毎年毎年、出来の悪い生徒たちに付き合って
深夜まで指導を続けるドクター若尾の情熱に感服しています。
その教えが今回のコロナ禍でも生かされており
恩師への感謝の思いでいっぱいです。